眠る前にスマホやテレビを見たり、夜食をとったりしていませんか?
その生活習慣、不眠症を悪化させる原因になり得ます。
不眠症は睡眠薬で改善するようにしますが、生活習慣が不規則だったり眠る前に脳が起きてしまう行動をしてしまうと薬の効果をしっかりと発揮できなくなります。
せっかく睡眠薬を買ったのに無駄になってしまってはもったいないですよね。
そんなあなたに本記事では、睡眠薬を飲みながら実践できるセルフケア方法を紹介します。
些細なことから実践することで、身体がルーティン化してより睡眠できるやすくなるかもしれません。
睡眠薬を飲んでいる人は、ぜひセルフケア方法も日常に取り入れてみましょう。
寝る時間帯にこだわらない!
不眠症を抱えている人は、眠る前に「今日は〇〇時間眠れる」と思考を時間に縛られています。
実は、これあまりよくない習慣なんです。
〇〇時間眠れる=〇〇時間しか眠れないと自分に言い聞かせてしまい、より脳が焦りや緊張を感じ始めて「今日も眠れないのでは」という思考に陥ってしまいます。
脳と身体の緊張感がとれずようやく眠れても睡眠の質が悪く、眠れたように感じないという結果を招いてしまうのです。
寝る時間帯にこだわらないためには、なるべく時計を見ないことです。
スマホを時計代わりにしている人は、手の届かない場所にスマホを置いて簡単には見れない場所に置いておきましょう。
また「22時までにはベッドに入ろう」と床についても、脳はまだ眠れる準備ができておらず結局ベッドでゴロゴロしている時間帯が長くなってしまいます。
ベッドに滞在している時間が長くなるほど、不眠症の人は「やっぱり眠れないではないか」と自分を責める傾向にあり、オススメできません。
寝る時間にこだわらず「眠くなってきたな」というタイミングで床につくようにしましょう。
ベッドは「寝る」以外の目的で使わない
ベッドは寝る以外の目的で使用しないでください。
たとえば、ベッドの中でスマホを見たりマンガを読んだりするのは至高なひと時でもありますが、睡眠に関しては身体に毒です。
脳がベッドの場所=眠り以外でもOKな場所と認識するようになり、覚醒状態が続くようになってしまいます。
そのような状況を打破するには、ベッドに入った後は眠る以外のことはしないほうが賢明です。
脳にベッド=眠る場所、リラックスする場所という認識を植え付けることによって、寝つきの悪さも軽減されるはずです。
眠る前はスマホや飲食を控えたほうが良い
眠る前はスマホで動画やSNSを見たり、飲食を控えてください。
確かに、スマホは今や小さなパソコンと呼ばれているほど娯楽がたくさん詰まっている物です。
しかし、スマホから発しているブルーライトは紫外線の一種。
目から脳へと伝わり、脳を覚醒させる原因になり得ます。
さらに、ブルーライトは眼精疲労や目のかすみ、頭痛、目の焦点が合わないなどといった症状を誘発させてしまう例もあるほど。
強い光を浴び続けていると、不眠症以外の症状を誘発させてしまいます。
眠る前の飲食は、脳だけでなく身体にも影響を与えます。
食後は臓器と脳が活発になり、混入物を消化しようと働き始めますよね。
眠る前に脳と身体がそのような状態になってしまうと、入眠を促すどころか、まったく眠れなくなってしまいます。
さらに臓器が働きだすと身体の体温も上がり、眠る前のコンディションとしては最悪な状態に。
人間は、身体の体温が上がっている時よりも低下している時の方が入眠しやすいといわれています。
そのため、寝る前の飲食はかなり良くないのです。
就寝前はスマホを見たり、飲食をしないようにしましょう。
寝酒は良くないって知ってた?
不眠症の人がやりがちなことは寝酒です。
酷い人は睡眠薬とお酒を一緒に飲む人も。
睡眠薬とお酒の併用はもちろんやってはいけない行為です。
作用や副作用を増強する危険性があり、医療界でも問題視されているほど。
また、睡眠薬を飲みたくないからといって寝酒で眠ろうとするのはあまり賢明な選択ではありません。
お酒は身体にリラックス効果をもたらしてくれるので、確かに入眠しやすいアイテムではあります。
しかし、同時に睡眠の質を低下させてしまう物でもあるんです。
お酒を飲んだ翌日に二日酔いをしたり、なんだか寝たりない、身体がダルいといった経験をしたことありませんか?
お酒は睡眠の質を低下させるため、入眠はうまくいったとしても起床後は満足できていないという事態を引き起こすのです。
そうならないためにも、寝酒はしないようにしましょう。もちろん睡眠薬との併用もNGです。
日常生活にウォーキングやランニングを取り入れる
不眠症を抱えている人は、日常生活に運動を取り入れてみてください。
運動が苦手な人は5~10分程度のウォーキングからスタートしましょう。
またはジムへ行き、とにかく筋トレやランニングをするという手もあります。
ペットと一緒に住んでいる人は散歩がてら一緒に運動をしてみるのもいいかもしれませんね。
適度な運動は身体をリフレッシュさせ、いい感じに疲労を感じさせてくれます。
特にデスクワークの人は運動を取り入れて、積極的に身体を動かしていきましょう。